市川 沙央里さん
市川 沙央里さん
いち農園(土浦市)
いち農園は、茨城県南部に位置する土浦市にあり、50aほどの畑で季節に合わせいろいろな種類のお野菜を育てています。野菜は健康に育つことで、旨味の濃い野菜になります。そのため、いち農園では野菜が健康に育つよう、日々観察し、手をかけ野菜を栽培しています。
「健康に育てた美味しい野菜で、たくさんの人を笑顔にする」をモットーとして掲げ、丹精込めて日々お野菜達を育てています。
農業経営の概要
露地栽培がメインで、施設栽培は2aほど取り組んでいます。
主な作目はなんですか?
ジャガイモ、ミニトマト、トウモロコシ、ニンジン、ミニ白菜、スティックセニョール、ネギ その他少量多品目
主な出荷先と時期(作物を買える場所)について教えてください
ヨークベニマル竹園店・谷田部店、わくわく広場トナリエクレオつくば店・つくば店・土浦イオン店、やさいバス、ポケットマルシェ、無人直売所等
就農の経緯をお聞かせください
大学で農学を学び、東京のIT企業で働いたのち、土に触れ、植物と向き合える仕事をしたいと思い、茨城に戻り高齢で農業ができなくなった祖父母の畑を借り、2021年6月に就農
農業におけるやりがいはなんですか
お客さんからの「美味しかった」という声が聞けたとき、嬉しくなります。また純粋に、植物や自然に触れるのはとても楽しいです。
農業におけるこだわりはありますか
土づくりは、土の負担にならないよう、適量施肥を行い、野菜が健康に育つように心がけています。また緑肥を積極的に活用し、土が元気で野菜を栽培するのによい状態であるよう努めています。農薬は、必要最低限の使用に止め、手間をかけて野菜達が育ちやすい環境を作るよう努めています。また自分が食べて「美味しい!」と思った品種を選んで栽培しています。
今後の目標ややりたいことについて教えてください
まずは経営の土台をしっかりかため、経営を安定させることです。
また、食と農業の距離感をもっと近いものにすることしたいと考えています。まだ具体的になにをするかまで詰めることができていませんが、「食べる」ことがもっと楽しくなるような「なにか」をしたいと考えています。
農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)
あまり身構えずに、農業にまず触れる機会を持ってもらえるといいかと思います。
いきなり働くというのを決めるのはハードルが高いと思うので、知り合いに農家さんがいれば話を聞いたり、手伝いをしてみたり、農家と知り合いになれる会に参加してみたり、働きながら農業の研修ができるものもあったかと思うので、そういうところから農業で働くことを具体的にイメージしていくのはいいのではないかと思います。