茨城県農業総合センターが参画している国産レンコンのブランド力強化コンソーシアム＊といばらき農業アカデミー（品目別栽培技術高度化講座）の共催により，「レンコン研究成果報告会」を，9月10日に茨城大学農学部で開催しました。基調講演「根茎肥大の日長反応性」の他，長期品質保持技術，加工品とレシピ，品種識別技術に関する研究成果を発表しました。茨城県内の生産者，JAを中心に，関係企業，市町，県関係機関等，83名の参加がありました。

受講者からは，基調講演においては，あまり知られていないレンコンの根茎肥大が始まるメカニズムについて，特に光の影響に関する質問が多く出されて活発な議論が行われました。また，研究成果報告や成果パネル展示では，特に長年栽培している品種での形状変化の原因やMAフィルムの品質保持効果に関心が高く，関心のある受講者に対して研究員から個別に説明が行なわれていました。

＊国産レンコンのブランド力強化コンソーシアム：農林水産省革新的技術開発・緊急展開事業（地域プロ）で研究を進めるグループ。
構成員は，茨城大学（代表機関），茨城県農業総合センター，徳島県立農林水産総合技術支援センター，東京大学大学院，
（公財）かずさＤＮＡ研究所，土浦農業協同組合，（株）れんこん三兄弟，NPO法人れんこん研究会の8機関。

 

開催日	令和元年9月10日
会場	茨城大学農学部フードイノベーション棟 霞光ホール