講座レポート:野生鳥獣による農作物被害対策担当者研修「初級編第3回:中型獣類編」
2020/10/19
10月1日(木)に,野生鳥獣による農作物被害対策担当者研修「初級編第3回:中型獣類編」を開催いたしました。講師には,長岡技術科学大学の山本麻希准教授をお招きしました。
座学の部では「中型獣類の生態と被害対策について」と題し,タヌキ,アナグマ,ハクビシン,アライグマの生態,効果的な農作物被害防止対策について学びました。実習の部では「箱わな・電気柵の設置と維持管理」と題し,講師指導の下,実際に対策資材を用いながら,電気柵設置時の注意点,利用しやすい箱わなについて学びました。
研修全体を通し,中型獣類の生態や対策など基本的な知識から,実際の対策現場で活用できる技術までを学ぶことができる研修となりました。
開催日 | 令和2年10月1日(木)13:00~16:00 |
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会場 | 農業総合センター 2階 大研修室 |
参加人数 | 18名 |
講師コメント
中型獣類による被害は過小に評価されやすい。センサーカメラ等で獣種を確定し,中型獣類であれば,獣種に合わせた対策を実施する必要がある。特に,特定外来生物であるアライグマは繁殖力が高く,被害が発生する前から,情報収集や侵入阻止といった対策を行う必要がある。
受講者の声
・中型獣の箱わな管理方法が非常に勉強になった。
・環境部門と農業部門、地域の連携が非常に大事だなと思った。