講座レポート:第6回品目別先進農業技術講座 「ICTを活用した加工・業務用キャベツの出荷予測技術」
2022/12/5
「ICTを活用した加工・業務用キャベツの出荷予測技術について」をテーマに、加工・業務用キャベツの出荷予測技術開発に関するこれまでの取組と成果を紹介し、生産者等のニーズを今後の試験研究に反映させるため、意見交換を行いました。
初めに、園芸研究所の担当より、キャベツ生育モデルの概要、生育モデルに基づく予測手法の考え方及び本年度の調査内容等について説明しました。また、昨年度公表した「簡易な出荷期予測シート」の利用方法について実演を交えて紹介しました。
その後の出荷期予測シートを利用したほ場見学では、本年度、JAのキャベツ生産部会のほ場にて本予測技術の実証を行っている県央農林事務所から、現地における利用手法や活用状況、今後の取組予定等を説明しました。
出席者からは、「生育期における予測値の補正をより省力的に行うため、空撮画像を用いたシステムの早期開発を期待したい」、「昨今の気候変動の影響もあり、経験や勘だけでは出荷予測が難しくなってきている。今年度春作の予測結果はかなり適合度が高く、今後のさらなる技術改良に期待したい」等の意見がありました。
開催日 | 令和4年11月17日(火) |
---|---|
会場 | 農業総合センター園芸研究所 大会議室 |
参加人数 | 25名 |