R5年度普及に移す成果として公表した「トルコギキョウへの遠赤色光照射は開花前進、切り花長増大に効果がある」について、経営試算とともに説明しました。また、試験に供した切花のサンプルを展示し、遠赤色光LED照射による切り花長増大効果を確認いただきました。
　試験実施中のハウスに移動し、遠赤色光LEDの設置の様子や、開花前進効果等の確認、検討をいただきました。技術導入した生産者からは、「遠赤色光照射により草丈が伸び単価向上に繋がった。」との報告があり、他の生産者からは「十分な品質が確保されており、草丈の短い品種で技術導入を検討したい」との声がありました。また、種苗メーカー等からは、新品種や資材の情報提供をいただきました。
　今後は、遠赤色光照射による切り花長増加は確認できておりますが、花径の減少や花首の徒長といった問題点も指摘されているため、新規課題において炭酸ガス施用と遠赤色光LED照射を組み合わせたより高品質な切り花生産技術開発に取り組む予定です。

 

開催日	令和５年12月1日（金）　14：00～16：00
会場	農業総合センター園芸研究所　大会議室、所内ほ場
参加人数	23名