農産加工指導センター　技術指導員を講師にカンショの一次加工についての講座を行いました。
　まず、カンショの一次加工品の中でも、特にペーストを製造する際の品質に係わる要素（品種ごとの特性や加工時期、加熱方法、ペーストにする方法等）について解説を行いました。
　次に、実習において、カンショの加熱をガスオーブンとスチームコンベクションオーブンで焼成する2つの方法で行いました。まず、皮を剥いて裏ごし(マイティミキサーを使用)をし、袋に充填して密封、加熱殺菌をする工程を実習しました。さらに、事前に裏ごしして熱風乾燥機で乾燥させておいたものを粉砕機で粉砕し、包装するまでを実習しました。その際、パウダー用の包装資材等についても説明しました。
　受講生からは、「自分でパウダーやドライ野菜などをやってみたかったので参考になりました」「（焼いもを試食して）オーブンとスチコンで甘みや食感の違いがあったので、大変勉強になりました」「パウダーの機械や工程が見られて良かったです」といった感想をいただきました。

 

開催日	令和５年11月21日（木）　１３時００分～１６時３０分
会場	園芸研究所大会議室、農産加工指導センター試作室（６次産業化オープンラボラトリー）
参加人数	16名