講座レポート:関連セミナー「第1回 農業気象講座」
2024/12/17
講義の様子
講義の様子
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門 エグゼクティブリサーチャー長谷川利拡氏を講師に迎え、「夏の高温が稲作に及ぼす影響と今後の対策」をテーマにお話いただきました。
世界と日本の気温の現状や今後の気温予測、農作物への影響等について詳しく解説していただきました。具体的には気温が上昇している中で頻発している異常高温は、水稲の受精障害による不稔、登熟障害を発生させる要因となっており、対策として高温耐性の品種の導入や定植時期の変更を検討しなければならない。また、定植時期の変更については、各地域で水田用水の使用開始時期などを検討する必要があり、今後は個人だけでなく地域としての対策が求められるとのことでした。
受講者からは「自分の専門外の作目である稲の話を聞くことができ、勉強になった」、「露地野菜中心の作型であるが、稲作に対する高温の影響等興味深く聞かせてもらった」、「出穂日の前進、高温耐性品種の導入が白未熟型を低下する効果がある話が参考になりました」といった感想がありました。
講座名 |
関連セミナー「第1回 農業気象講座」 |
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開催日 | 11月19日(火) 13:30~16:30 |
会場 | 農業総合センター 大研修室 |
参加人数 | 23名 |
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関連セミナー「第1回 農業気象講座」